着物リメイクって、ちょっと敷居が高いですか?

  最近はリメイクも自分で作れますって雑誌とかよく見る様になりましたね。
やっぱりオーダーするのは高いし自分で出来たらと思われる方もいらっしゃいます。

それはそれでトライして見られるのは良いと思います。

ただ50万、80万のシルクの着物に自分でハサミを入れるのは・・・・

おっかないですよね。

洋服を作るっていうのは縫製も勿論できないと作れないのですが、問題は型紙なんですね。

着物には巾が狭いという制約が有ります。柄も入り方が色々です。

素人の方が触るのはたいてい柄合わせをしなくていい総柄の物が殆どです。

素材も綿とかウールとか紬とか比較的触りやすい物が殆どです。

それでも体に合わせた型紙がいきなりは引けません。
それで直線で引きましょうという提案が本に載っています。

だからどれも同じようなダボっとしたデザインに成ります。
仕方ないんですね。

1枚出来た時は嬉しいと思います。

自分で作れた!!という満足感は得られると思います。

ただそればかり増えて行って、最後は飽きてしまうかなと思います。

なぜならどれも同じ様な物で、お出かけ着にはちょっとどうかな??

というのが増えていくのです。

ゴムを入れたフレアースカート、ゴムのダボパン、脇袖付けすべて直線のチュニック。

体に合っていないから前裾が跳ね上がった写真をよく見かけます。

これも仕方ないんですね。

もうちょっとオシャレなのが欲しいと思っても型紙が出来ないんです。

アパレルで型紙を作る仕事は「パタンナー」と言います。

毎日朝から晩までパターンを引いて10年かかってボヤンと分かるくらい難しい物なんです。

お稽古事で出来る範囲は限られています。

「形になっていたらそんな細かいことはどうでもいいの」と考えられる人でも、なかなか自分で作るというのは難しい物です。

普通の生地で作るのでもそうですから、着物地という特殊な生地で沢山の制約が有る中、思ったような洋服を作るというのは

経験のあるプロでないと至難の業なのです。

製品を作るときはボディーで合わせて半身で組み立てます。

でも、個人の物となると両身頃組んで合わせて行かないと駄目ですよね。

体に合わせたいと思ったら仮縫いしないと無理ですよね。

やっぱり、いきなりやったことが無い人の手には合わないんですね。

最近は背骨が歪んでおられる方がとっても多いんです。

そうすると左右の型紙を作らないといけなくなります。

先日もアンサンブルを作りました。

襟なし袖なしのプレーンなチュニックベストが、型紙なんと32枚!

ものすごい手間です。時間も倍掛かります。

でも体に綺麗に合わせてあげたいと思うからどうしても手間暇かけてしまうんです。

皆さん体に合ったお洋服を着たらこんなに楽なんだと初めて知りました。とおっしゃいます。

普段カットソーとか、ゆったりした物ばかり着ておられます。

それで自分の体がどうなってるか全くご存じ無いんですね。

仮縫いの利点はこの体の歪みが発見出来る事があります。

もうすごーい歪んでいるのに全く気に留めておられない。

本気で心配してしまいます。

今、多いですよね。脊柱管狭窄症。

これは保存療法で改善出来る方も多いのだそうです。

運動療法や、リハビリ、温熱等でも改善できることも有るそうです。

やっぱり姿勢の取り方は重要みたいです。

気が付いたらまずはジムへ行って運動を始めて欲しいと思います。

姿勢は自分しか直せないですからね。

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リメイクって奥が深いんです。

来られる方は皆さん思い出の着物をもって来られます。

これだけは置いときたい。これだけは処分したくない。

有りますよね。リメイクにこれはつきものです。

親の思い、おばあちゃまの愛情、皆さんこれを大事に背負って来られるのです。

ステキなことですよね。

リメイクの大きな特徴のもう一つは出来上がってお母さま達がすごく喜んで下さる事です。

愛情の共有ですね。満たされた思いに浸されておられるんだと思います

出来上がった時にみんなで喜べるこれがリメイクの素晴らしい所だと思います

リメイクの流れやお客様がどう感じられてるかが分かります。


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有りますので、ゆっくり読んでみて参考にして下さい。

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