仮縫いをすると今まで気が付いていなかった自分の体の歪みが分かるんです。
このお客様はふっくらさんで、やはり派手な柄がお好きの様です。
可愛い感じのジャケットが作りたいという希望で、
ボタンも大きいのを付けたいそうです。
まずは仮縫いをします。
今回のお客様の仮縫いした時の写真です。
体の歪み方が凄いですよね。
左の腰が極端に左に飛び出しておられるんです。
もちろん背骨も見た通り大きく歪んでいます。
肩も左右の下がり方が大きく違います
仮縫いはここから体に合わせて直していくんですが、左右が全く違う体型なので
型紙も左右作らないと体に合いません。
時間が倍掛かります。
出来上がったお洋服を着たら歪んでいるのが分からない様に作ります。
問題はご本人が自分の体の歪みに気が付いておられなかったという事です。
普通に立っておられるつもりなんです。
信じられないですよね。
これだけ歪んでいても自覚がないというのはちょっと怖いです。
本気で心配してしまいます。
最近多いみたいですよね 脊柱管狭窄症。
これで手術をして、3年リハビリしてやっと杖ついてゆっくり歩ける様になられた方がいらっしゃいました。
皆さん普段ゆったりしたのを着ておられますよね。
だから余計にわからないんです。
私も仮縫いして体に合わせていくので、着て頂いた時に「わっ!」ってなるんです。
自分の体が歪んでいる事に7割くらいは気がついておられません。
肩の下がり方が左右違うのはたいてい分かっておられますが、肩甲骨の後ろに飛び出し方が左右で倍くらい違う方もいらっしゃいます。
普段の生活には影響しないから気にならないのだと思いますが、そういう方はほかの場所も歪んでいます。
仮縫いでせっかく見つかったんだから自分で直していく努力をして欲しいなと心から思います。
せっかくわかってもあまり気のされない方も多いのです。
今動けていたら「まあいいか」って思わないで。後で困るのはご本人ですから。
健康診断でも体の歪みの検査は入ってい無いですからね。
心配が尽きないです
お洋服に関することなら、どんな事でもお気軽に相談して下さいね。
078-200-3660 荒木迄